歴史散歩
第84回『久米田寺』所在地:大阪府岸和田市池尻町
久米田寺は、行基によって創建されたと伝えられています。その後度重なる戦乱により荒廃しましたが、その度再興され、現存の建物は江戸時代に再建されたものです。
第83回『近江神宮』
所在地:滋賀県大津市神宮町
近江神宮は天智天皇(=中大兄皇子)をお祀りしています。昭和天皇の御勅許を賜わり昭和15年の創建で、歴史は新しいですが、この辺りでは古くから天智天皇に対する崇敬が厚く、伝説や神社などが多く残されています。
第82回『武烈天皇陵』
所在地:奈良県香芝市今泉
武烈天皇は、古墳時代の天皇で名は小長谷若雀命といい日本書紀には暴君として伝えられていますが、古事記では暴君の記述は無く、又実在した人物かどうかについても定かではありません。
第81回『赤穂城址』
所在地:兵庫県赤穂市上仮屋
赤穂城は、浅野長直が築城しました。三代続いた浅野家ですが、刃傷事件(赤穂浪士で有名な逸話です)により断絶、その後の赤穂城は永井家、次いで森家の居城となりました。
第80回『大野寺』
所在地:奈良県宇陀市室生大野
言い伝えでは役小角によって創建され、その後空海によりお堂を建立しましたがその実、創建の正確な経緯は不明です。また宇陀川をはさんだ対岸にある弥勒磨崖仏は、興福寺の僧により制作され、後鳥羽上皇のもと開眼供養が行われたものです。
第79回『郡山城址』
所在地:奈良県大和郡山市城内町
郡山城は筒井順慶に始まり、豊臣家、水野家、松平家、本多家、柳澤家の居城となりました。また、三重の堀に囲まれた惣堀の構えを持ち、この中に武家や、城下町が配置されていました。
第78回『賀茂神社(室明神社)』
所在地:兵庫県たつの市御津町室津
神武天皇が東征の途中に、賀茂建角身命とこの地へ来られ入江に茂る藤蔦を斧・鉈・鎌で切り払い港を造ったのが室津の起こりといわれています。また、平清盛が高倉上皇と厳島詣の途中、安全祈願を祈られ神前に御幣を捧げられました。
第77回『まけきらい稲荷(王地山平左衛門稲荷神社)』
所在地:兵庫県篠山市河原町
毎年江戸両国で、将軍上覧の大相撲が催されていたが、いつも篠山藩の力士たちは負けてばかりだった。ある年のこと、篠山から王地山平左衛門ら8名の力士が現れ、連戦連勝してしまった。負けきらいのお殿様は喜んで、その者達に褒美をやろうとしたが、どこにもいない。後で調べてみると、領内のお稲荷様の名前だったそうです。
第76回『塙団右衛門の墓』
所在地:大阪府泉南郡南中通村大字樫井
大坂冬の陣の和議が迫った頃、志願して夜襲の許可を得て、塙団右衛門は徳川軍に夜襲をしました。その際、「夜討ちの大将 塙団右衛門」と書いた木札をばら撒かせました。翌年の大坂夏の陣では、樫井の戦いで仲が悪かった岡部則綱と競い合って突出し、徳川方の弓矢を額に受け落馬したところを打ち取られました。
第75回『紀三井寺』
所在地:和歌山県和歌山市紀三井寺
唐僧の為光上人が、夜半頃たまたまこの地を通りかかった時、名草山山頂に光を観られました。翌日その場所に行くと千手観音様の尊像をご感得になり、この地こそ仏法弘通の地とお歓びされ、十一面観世音菩薩像を一刀のもとに刻み安置されたのが紀三井寺の起こりとされています。
第74回『永平寺』
所在地:福井県吉田郡永平寺町志
道元禅師が、波多野義重公の願いにより、越前に永平寺を建立しました。七堂伽藍では、修行僧が厳しい作法に従って禅の修行を営んでいます。
第73回『生國魂神社』
所在地:大阪府大阪市天王寺区生玉町
創建は、神武天皇が東征の時に、現在の大坂城付近に生島神と足島神を祭られたのが起源とされていますが定かではありません。