無外流 顕心館

歴史散歩

第96回『三井寺』
所在地:滋賀県大津市園城寺町
 三井寺は、大友与多王が父の菩提の為に天智天皇所有の弥勒像を本尊とする寺の建立を発願したのが始まりです。又「三井寺」の名前の由来は、寺に涌く霊泉が天智・天武・持統3代の天皇の産湯として使われた事から「御井の寺」と言われていたものが転じて三井寺となったという事です。

第95回『片埜神社』
所在地:大阪府枚方市牧野阪
 出雲の野見宿禰命がこの地を天皇より拝領した祭に、建速須佐之男大神をお祀りして土師氏の鎮守としたのが始まりです。その後焼失と再建を繰り返しました。豊臣秀吉の時代に大坂城鬼門鎮護の社と定められてからは、方位鬼門除けにも霊験あらたかな社と世に知られています。

第94回『松永久秀の墓』
所在地:奈良県北葛城郡 王寺町本町
 松永久秀の最後は、信長の命である本願寺攻めに背き信貴山城に立て籠もり謀反を起こしました。信長は大軍を送り込み信貴山城を包囲させ、久秀が持っている「平蜘蛛茶釜」を引き渡すように説得したが、久秀は平蜘蛛茶釜を叩き割って天守に火をかけ自害しました。

第93回『龍野城址』
所在地:兵庫県たつの市龍野町上霞城
 赤松氏が龍野に鶏籠山城を築いたのが始まりです。その後秀吉の手により播磨平定ののち蜂須賀氏が統治しました。江戸時代に一度破却されましたが、脇坂氏によって龍野城が再建されました。

第92回『大原三千院』
所在地:京都市左京区大原来迎院町
 三千院は最澄が、比叡山東塔南谷の山梨の大木の下に一宇を構えたことに始まります。その後、皇子皇族が住持する宮門跡となりましたが、寺地は時代の流れの中で、比叡山内から幾度か移転し、明治に現在の場所で、三千院と称されるようになりました。

第91回『丹生都比売神社』
所在地:和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野
 創建は不明ですが伝承では、千七百年前の事だと伝わっています。また、神功皇后の出兵の際、神託を授かり衣服・武具・船を朱色に塗ったところ戦勝することが出来た為、応神天皇が社殿と広大な土地を神領として寄進されたともあります。

第90回『玉置神社』
所在地:奈良県吉野郡十津川村玉置川
 創立は、崇神天皇が早玉神を奉祀したことに始まるとされています。またこの地は、 古くより熊野・大峰修験の場の一つとされており、平安時代には玉置三所権現または熊野三山の奥院と称せられ霊場として栄えました。平成十六年には世界遺産にも登録されています。

第89回『飛鳥寺』
所在地:奈良県高市郡明日香村飛鳥
 蘇我馬子により日本初の本格的な寺院として創建されました。三金堂が塔を囲む大寺院でしたが、鎌倉時代に伽藍の大半を焼失し、現在の本道は江戸時代に再建されたものです。本尊の銅造釈迦如来坐像の一部は、飛鳥時代(創建時)の作で日本最古の仏像です。

第88回『金沢城址』
所在地:石川県金沢市丸の内
 織田信長が一向一揆を攻め落とした地に金沢城を築き、佐久間盛政に与えました。後に賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉により佐久間盛政が討たれ、城は前田利家に与えられ、利家により改修工事が始められ、曲輪や堀の拡張、5重の天守や櫓を建て加賀百万石の基礎を築きました。

第87回『淡輪六郎兵衛の墓』

所在地:大阪府泉佐野市南中樫井
 六郎兵衛は、水軍として活躍した淡輪徹斎の次男として生まれまれ妹は、豊臣秀次の側室でもありましたが秀次事件により淡輪家も所領が没収されたので、小西行長に仕えることになりました。関ヶ原の戦いで西軍が負け浪人となり、その後豊臣方に見方し大阪夏の陣では大野治長に従いこの地で討死しました。

第86回『常楽寺』
所在地:滋賀県湖南市西寺
 奈良時代中期に良弁が開いた「阿星山五千坊」の中心であり、歴代天皇の尊崇が厚かったといいます。また、現在の本堂は、南北朝時代に再建されたもので、本堂・三重塔は国宝に指定されています。

第85回『油日神社』
所在地:滋賀県甲賀市甲賀町油日
 油日神社の創建は詳しく分かりませんが、千数百年前からこの南鈴鹿の霊峰油日岳の麓に鎮座していました。古くは油日岳を神体山としたとされ、山頂には今も岳神社がまつられています。

歴史散歩年表

2018/12/01
第96回『三井寺』
2018/11/01
第95回『片埜神社』
2018/10/01
第94回『松永久秀の墓』
2018/09/01
第93回『龍野城址』
2018/08/01
第92回『大原三千院』
2018/07/01
第91回『丹生都比売神社』
2018/06/01
第90回『玉置神社』
2018/05/01
第89回『飛鳥寺』
2018/04/01
第88回『金沢城址』
2018/03/01
第87回『淡輪六郎兵衛の墓』
2018/02/01
第86回『常楽寺』
2018/01/01
第85回『油日神社』

歴史散歩過去年表

●歴史散歩TOP
●西暦2011年(平成23年)
●西暦2012年(平成24年)
●西暦2013年(平成25年)
●西暦2014年(平成26年)
●西暦2015年(平成27年)
●西暦2016年(平成28年)
●西暦2017年(平成29年)
●西暦2019年(平成31・令和元年)
●西暦2020年(令和2年)
●西暦2021年(令和3年)
●西暦2022年(令和4年)
●西暦2023年(令和5年)